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漢方薬治療

漢方薬治療に関しては、すべて保険診療院内処方です。
会計と同時に薬をお渡しできます。

院長は平成25年4月まで17年間東京女子医科大学・東洋医学研究所の講師を務めておりましたが、佐藤教授(現東洋医学会会長)退官とともに退職いたしました。

漢方薬は高いと言うイメージがありますが、西洋薬に比べ非常に安価です。漢方薬は、一級品のツムラ・コタロー・クラシエ・ウチダ・サンワを吟味して処方しております。多くても2種類までの漢方で治療します。漢方は効かないと言う人がおられますが、漢方の教育を受けていない医師が、漢方医学的な診察をしないで処方しているから効かないと考えられます。市販の漢方も同様です。
東洋医学の専門の診察法で診断をしております。
江戸時代に確立されたという日本漢方の理念に基づいて、 西洋医学的診察に加え東洋医学的診察すなわち、舌、脈、お腹の診察を加え診断をくだしております。
当クリニックの漢方の診察の手順については、まず西洋医学的に診断を確定し(一般の診察、超音波、血液検査等で)、西洋薬で効果が期待できないないものおよび漢方薬の方が効果が優れているものに対し 漢方薬を使用しており、すべて漢方が万能とは考えておりません。
たとえば他の病院にお腹が痛くて受診し、一般的診察、婦人科なら内診、超音波、血液検査をして原因がみつからず、異常なしと言われたが、やはり症状がとれない。 先生には気のせいだとか心身症だといわれている。体質だね、一生付き合っていかないといけないねと言われる
このような症状に対しては、西洋医学的に異常が見つからないだけで、 東洋医学的にみれば異常が見つかって治すことができる病気が案外多いようです。
漢方医学的診察は、全身の把握が必要となってきますので、 初診の方には専門の問診表をお渡ししますのでもれなく書いていただくことが大切です。 院長の問診後、舌・脈・お腹を拝見します。 東洋医学的診察は時間を要しますので、当クリニックで西洋医学の診察が、 済んでいない患者様に関しては、症状が慢性的な疾患の場合は、 漢方医学的診察は次回になることがありますのであらかじめご了承下さい。
 他医療機関で西洋医学の診察が終わられている患者様でも、 もともとの診断がちがうために治らない場合が数多くみられますので、 当クリニックでは必ず西洋医学の診察を行います。

次のような病気に漢方薬を使用しております。

月経異常、月経不順、生理不順、不正出血、生理不順

低用量ピル(OC/LEP)は保険では使えません。当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・温経湯・加味逍遙散等を使用し、時間をかけて順調にしてまいります。治療開始数か月でお子様を授かった方もおられます

※多嚢胞性卵巣症候群
PCOSPCO)

不妊・不正性器出血が多いですが、放置すると将来的な子宮体がんのリスクも高まります。黄体ホルモン(デュファストン)と比較し、漢方がベストの場合投与します。一般的には温経湯(口唇・手指が乾燥し剝け易い人が多い)を使用しますが、当帰芍薬散・当帰四逆加呉茱萸生姜湯で妊娠された方もいらっしゃいます。体質に合わせ処方します。

※月経前症候群、月経前緊張症、PMS/PMDD

低用量ピルに比べると、漢方薬の方が著効し、イライラには、抑肝散が特に効く感じがいたします。30分で効果ありです。飲んだ後に、なんで優しいだんな様とケンカしたんだろうと反省する、いわゆるツンデレに効果ありです。漢方薬はもう1剤追加して、一時しのぎでなく可能な限り治癒をめざします。排卵後に増加する黄体ホルモンが体の水分に影響し体のバランスを崩します(水毒・水滞)。またお腹(腸)にガスがたまるとこれもイライラの原因となり、漢方薬でガスを排出させます

※生理痛、月経痛、月経困難症

西洋医学の鎮痛剤のように速効性はありませんが、じわじわと効いてゆきます。 同時に冷え症などの体質改善も行います。頓服薬では芍薬甘草湯が著効するケースもあります。ポンタール、ボルタレンも勝る働きで、胃にも優しいお薬です。芍薬甘草湯は、腸内にこの漢方を痛み止めに変化させる腸内細菌がいないと効果は期待できません。
※冷え症

西洋医学では、体を温める薬はありません。しもやけには、当帰四逆加呉茱萸生姜湯がよく効きます。夏のクーラーの冷えにも結構効きます。同時に腰痛や、肩こり、生理不順も治ることが多いです。お子様が授かった方もいらっしゃいます。

※更年期障害、更年期症候群(冷え・のぼせ)

日本産科婦人科学会の治療ガイドラインでは、ホルモン補充療法(HRT)が第1選択となっております。このため漢方薬希望の方のみ処方しております。のぼせは比較的早く効果が出てまいりますが、冷えは長期の内服が必要です。当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸他使用します。

※風邪、感冒 一般内科で処方される抗生剤はウイルスには効果はありません。解熱剤も一時しのぎです。漢方は、2000年前の古文書に基づき治療します。葛根湯はよく処方されますが、その成分に含まれる麻黄が血圧上昇や心臓に影響し、高齢者や心臓病の患者様は注意です。風邪が長引き微熱が続くケースは柴胡剤(小柴胡湯・柴胡桂枝湯等)がよく効きます。またお布団にはいると咳が出て眠れない場合は、竹筎温胆湯が著効です。診察には約40分以上かかる場合が多く、呼吸器内科でも治らない場合のみ診察をお受けしております。

※花粉症、アレルギー性鼻炎

一般には小青竜湯が耳鼻科で処方されますが、その成分に含まれる麻黄が血圧上昇や心臓に影響し、高齢者や心臓病の患者様は注意です。鼻づまりには小青竜湯は効果はありません葛根湯加辛夷川芎は鼻はよく抜け、耳閉にも効きます。院長もよく内服します。

※吐き気、嘔気、気持ち悪い、嘔吐、二日酔い、酒の飲みすぎ

水のコントロールが悪い(水毒・水滞です)、五苓散がよく効きます。吐いて下痢の風邪にも上手に使えば著効します。 

※めまい

耳鼻科・脳外科・循環器内科が診察する病気ですが、代表的な薬メリスロンが効果なき場合、苓桂朮甘湯が効果ある場合が多いようです、このような患者様、冷えのぼせを合併し、内科、耳鼻科で手に負えず精神科を紹介される例が多いようです。漢方で治る場合は、いわゆる水毒で水のコントロールができない状態です。

※整形外科の病気 

  変形性膝関節症、膝の水



  坐骨神経痛









  手足のしびれ

変形膝関節症・膝の水:整形外科で水を抜き、痛み止めを飲んでも一時しのぎ、サプリメントも高価で、防己黄耆湯はリーズナブルです。医療関係者でも治癒された方がおられます。
坐骨神経痛・冷えるとお尻の奥が痛む・腰痛:整形外科では、痛み止めを内服し、いわゆる電気で温めますが、痛み止めは、解熱鎮痛と言うように、体を冷やします、漢方は体を温め痛みをなくしていきます、桂枝加朮附湯がよく効きます。成分の中にはブシ(熱処理したトリカブト)が含まれ温まります。治癒にもっていきます。
手足のしびれ:整形外科では、ビタミンB12を処方されますが、ちゃんと飲んでいる方は少ないようです、なぜならあまり効かないから、患者様が一番知っておられます。桂枝茯苓丸や当帰四逆加呉茱萸生姜湯をよく処方します。

※頭痛、片頭痛、肩こり

西洋医学では、イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト、アマージ等がありますが、妊娠中は内服できません、高価な薬も一時しのぎ、閃輝暗点(視野にジグザグのものが見える)出て、頭痛が出現したら可能性ありです、頭痛のない方もおられます。呉茱萸湯、五苓散がよく効きます。冷えも改善出来、治癒を目指します。内服後15分~30分で効いてきます。脳外科受診なければベテランの医師を紹介し併診で診療いたします。肩こりの頭痛は葛根湯がききますが、高血圧が原因になって場合もあります。

※便秘、しぶり腹、残便感、下痢と便秘の繰り返し、過敏性腸症候群、IBS

原因不明の場合が多いです。マグネシウム製剤、センナ、大黄を処方されますが、きゃしゃな方は、センナ、大黄はお腹が痛くなり、また段々と効かなくなってまいります。妊娠中は不可です。桂枝加芍薬湯をベースに、小建中湯などを投与します。習慣性にはなりません。これを飲んで妊娠された方もおられます。

※胃もたれ、胃痛、食欲不振

胃カメラやって、H2ブロッカー・プロトンポンプ阻害薬をだされ、効かないと言ってこられます、六君子湯、安中散、半夏厚朴湯の方が案外効く事も多いです。

※残尿感、慢性膀胱炎、尿漏れ、頻尿、夜間の頻尿

膀胱炎は治ったと言われているが、症状が続き治っていない気がする。このような症状には、猪苓湯が効きます、きゃしゃな方は、猪苓湯は胃に負担になり清心蓮子飲を処方します。夜間トイレに何回も起き、安眠ができない方。まず夜寝る前のコップ1杯の水やめましょう。夜中にトイレに行き転んで、大腿頚部骨折で亡くなる事もあります。漢方は夜間尿を減らします。代表薬は、八味地黄丸(八味丸)です。胃が強い方に処方します。アンチエイジングにも効果ありです。パーキンソン病の足元のふらつきで著効した患者様もおられました。

※体質改善
(風邪を引きやすい、
 下痢が続いて太れない、
 朝起きれない、体を強くしたい)

こんな事を言われても、医者は困ります。漢方ならどうにかなるかもしれません。昔から朝鮮人参などを含む補剤があって、人参湯、補中益気湯、十全大補湯などを使用します。がんのクォリティーオブライフの改善にも処方します。残念ながらがんの進行は止められませんが

*のどの違和感、咽頭違和感 風邪のあとなどでのどに何かつまっている感じがする、耳鼻科でみてもらっても異常なしというような症状には半夏厚朴湯がよくききます。
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